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荒れた狭い庭の柿の木には霜を置いたような小粒な渋柿がいくつか実っていた。
林 芙美子 / 浮雲 作品を確認(amazon)
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柿
木の実(風景)
庭・縁側・ベランダ
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単語の意味
霜を置く(しもをおく)
霜を置く・・・霜を頭の上にのせる。霜をいただく。霜をのせたように、白髪になる。「いただく」は、「頭にのせる」こと。
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(栂の実)熟れるとちょうど鳶の立っているようになって、一枚一枚風に吹かれるのであった。
室生 犀星 / 幼年時代 amazon
赤や黄の数珠玉(じゅずだま)みてえな実
森 敦 / 初真桑「月山・鳥海山 (文春文庫 も 2-1)」に収録 amazon
よく見るとうすい葉の陰に細かい実が固まっていた。緑からピンク、そして赤、黒へと、グラデーションになって連なっている。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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縁側に立ったまま、明るい初夏の日差しのさしこむ我が家の狭い庭を眺めてみた。眺めたからといって心がなごむような庭ではない。一日のうちほんの少しの時間しか日が差さないから土はいつも黒く湿っているし、植木といっても隅の方に二株か三株ぱっとしないアジサイがあるだけだ。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
屋根だけの物置き場があって
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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桃はもう、始めから終わりまで、グジャグジャ、ボタボタ、グズグズ、食べ終えてもすっきりしない
東海林さだお / 駅弁の丸かじり amazon
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
「室内のようす」カテゴリからランダム5
重い布がまくれると、朝の光が線となってこぼれ出した。「希望」というものをもし絵に描くのなら、こんなふうになるのではないかと思われるほど、光は薄暗い部屋をまっすぐにつきぬけていった。
林 真理子 / 京都「最終便に間に合えば (文春文庫)」に収録 amazon
ドアのさびつきそうな鍵に手をかけ、おりの中のゴリラみたいに思いっきりがたがた揺すった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
狭い小屋の空気は黒く悄然として死んだようである。
長塚 節 / 土 amazon
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錯雑した枝と枝とは網の目になり壁になり軒になって
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
樹々の梢が水底の藻に見え
牧野 信一 / ゼーロン amazon
古い根株が庭土の上に桍の襞(ひだ)のようにもりあがって
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
伊藤左千夫 / 野菊の墓
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