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彼が後ろを振り返る時は、前を向いたまま首だけ傾けて振り返った。彼にとって、過去とはその程度のものだった。《…略…》彼が向かっているのは常に明日であり、彼が味わっているのはいつだって現在だった。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:20% 作品を確認(amazon)
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生命力を感じる人 振り向く・後ろを見る
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前後の文章を含んだ引用
......〝在る〟ことに満足していた。彼は歪んではいなかった。神経症、鬱、トラウマ……その種の、現代人にありがちな数々の心の病とは、おそらく生涯無縁でいられる男だった。 彼が後ろを振り返る時は、前を向いたまま首だけ傾けて振り返った。彼にとって、過去とはその程度のものだった。時にそれが彼を人並みに感傷的にさせたり、後悔や反省の材料をもたらすこともないわけではなかったが、それだけだった。 彼が向かっているのは常に明日であり、彼が味わっているのはいつだって現在だった。揺るぎのない意志が、彼をそうさせていたのではない。まして、彼が無神経で鈍感な男だったからでもない。彼は、現代を悠々と渡って生きていけるだけの生命力……いわば天賦......
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首・頸・頚(くび)
首・頸・頚・・・1.頭と胴体をつなぐ細い部分。頸部(けいぶ)。また、「頭」そのものを指す場合もある。
2.1に似た役割を果たす部分や似た格好の部分。衣服の襟(首にあたる部分)。「びんの首」「セーターの首」など。
3.免職や解雇することをあらわす。首を切るという意味から。
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声の不自然さをごまかすために背を向ける。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテ振り向く・後ろを見る嘘をつく・ごまかす・隠し通す
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声をしぼってすすり泣いた。
浅田次郎 / 角筈にて「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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