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おびただしい疲労が彼の瞼を重くした。
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:61% 作品を確認(amazon)
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疲れる・疲労感
眠りに落ちる・寝つく
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前後の文章を含んだ引用
......となった。 山井敏郎が留置場の湿った毛布の下で眼を閉じたのは、夜三時の見廻りが過ぎたあとだった。 今日一日のことを思って、まんじりともせずにいたのだが、最後にはおびただしい疲労が彼の瞼を重くした。 しかし、彼の眠りはすぐに破られた。 肩口に揺するような腕の気配を感じて首を持ち上げた。 かすかな光の中に、あの女が立っている。「どうしてこんなところに?」「あ......
単語の意味
夥しい(おびただしい)
瞼・目蓋(まぶた)
夥しい・・・(量や数が)非常にたくさん。程度がひどい。
瞼・目蓋・・・目の蓋(ふた)。眼球の表面をおおって、開閉する皮膚のひだ。瞼(まなぶた)。眼瞼(がんけん)。
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疲れる・疲労感の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
いいくらいの 疲労 と満腹とで私は 珍しくゆったりした気分になっていた。
志賀 直哉 / 濠端の住まい「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
恐ろしいほどの疲労を伴いました。ラバウルに着陸した時には、一瞬気が遠くなりかけました。こんな経験は初めてです。全身の骨ががたがたと外れていくようで、飛行機から降りるのもやっとでした。兵舎に向かう地面がふわふわと揺れているような感触だったのを覚えています。出来るならそのまま地面に倒れてしまいたいと思いました。
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
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眠りに落ちる・寝つくの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
闇を見つめて悶々としているうちに、じりじり時間がたっていく。 夜中の一時近くなって、やっと眠気の尻っ尾をつかんだような気がした。それを慎重にたぐり寄せていく。ドブネズミのようなその長い尾を引いていくと、その先に短い夢があった。灰色の淋しい街の風景のような、一瞬の夢。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
頭を枕に落すと同時に、まるで機械のように簡単に眠りに落ちる
三島 由紀夫 / 仮面の告白 amazon
足を踏み外して、真っ暗な底なしの穴に落下していくような深い眠りだった。瞼が自然にかぶさり、次の瞬間に意識が消滅した。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
明日の体力のゲージを貯めるために彼は眠る。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
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「嫌い」カテゴリからランダム5
平家蟹のような難しそうな顔をする
北村 薫 / 水に眠る amazon
ふう、とわざわざ声に出して肺の中身をすっかり出してしまうようなわざとらしいため息をついて
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
髭づらが苦痛にゆがみ、目は血走って、凶暴な風貌が、なおいっそう鬼の面のように見える
杉本 苑子 / 今昔物語ふぁんたじあ amazon
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
(かすり傷)創はわずかに血を鼻紙ににじませただけ
森鴎外 / 阿部一族
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
絃は上掛けをだんごに巻きつけていくのではなく、眠りながらよくこんなに器用にできるなと感心するほど、逆円錐状に身体に沿って巻きつけていくので、足の方が先細りで腕も肩も隙間なく包まれている。彼の後ろ耳、エジプトのミイラみたいに布の巻きついた身体のなだらかな曲線、本当にかすかな寝息。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
目が覚めると、夢の雰囲気から自分だけ追い出された冬の朝だった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
霧笛のようなもの哀しいいびき
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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