起こしたベッドに寝ているのも体力を使うらしく、ほっておくとどんどん上体が横へずり落ちていってしまう。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:31% 作品を確認(amazon)
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患者・病人・けが人
座り姿勢
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前後の文章を含んだ引用
......ところに、雪見が厚手のクッションを潜り込ませる。以前は、満喜子が電動ベッドを買ったらどうかと圧力をかけていたものだ。しかし、検査入院したときがそうだったのだが、起こしたベッドに寝ているのも体力を使うらしく、ほっておくとどんどん上体が横へずり落ちていってしまう。買っても大して意味をなさないというのが義母と雪見の結論になっていた。義父が優柔不断にかわし続けているうちに、満喜子もそのことは言わなくなってしまった。「じゃあ、......
単語の意味
上体(じようたい)
上体・・・身体の腰から上の部分。上半身(じょうはんしん・かみはんしん)。
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エジプトのミイラのように、両脚に厚い繃帯を施されて、身動きもできない
獅子文六 / 沙羅乙女
病人が暗がりの中で、灰色の石のように横たわっている
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
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座り姿勢の表現・描写・類語(姿勢・ポーズのカテゴリ)の一覧 ランダム5
エレヴェーターの奥の角に座り込んで、左右の壁に体を支えてもらった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
椅子の中に深く沈みこみ
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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「人の印象」カテゴリからランダム5
握手した手をもう一回ぎゅっと握った
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
(歯医者の診察台)円盤型の巨大な電灯から降ってくる光が頰に当たって熱かった。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
押し合いへし合い並んでいる
夢野久作 / ドグラ・マグラ
朝の出勤ラッシュの時間帯を過ぎていたせいで、車内は比較的空いている。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
(手榴弾による負傷)彼の身体の上にあの手榴弾の爆裂した瞬間の、ぐにゃりとした感覚、意識と体液とが混合したようなねばねばした瞬間がおそいかかってきた。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
極度の疲労困憊 は、さながら生きているミイラのようだ。
林芙美子 / 新版 放浪記
洪水のように疲れが躰(からだ)の中へ流れこむ
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
熱帯 潰瘍 で片足が 棍棒 のようにふくれ上っていた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
「姿勢・ポーズ」カテゴリからランダム5
深い渓谷をのぞくような姿勢
梶井 基次郎 / 檸檬・冬の日―他九篇 (岩波文庫 amazon
少し 屈んで掃除をこなすだけで、背中が不快な張り方をする。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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