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(椰子の木の)葉扇は かつ かつ と風に鳴った。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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草木のざわめき
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......の水の間の三角の段丘に、椰子が群れていた。 葉柄の集まる梢に、実が小児の頭のように円みを並べていた。しかし幹は高く、衰えた私の体では攀じることは出来なかった。 葉扇は戛々と風に鳴った。私は根方の草に寝て眼をつぶり、その音だけを聞いていた。私は飢えを意識し、手に当る草を採ってその根を噛んだ。口中が痺れた。 夜、月が数々の葉末を剣のように光らした......
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