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思い出が思い出としてちゃんと見えるところまで、一日も早く逃げ切りたかった。でも、走っても走ってもその道のりは遠く、先のことを考えるとぞっとするくらい淋しかった。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:60% 作品を確認(amazon)
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喪失感(大切なものを失う)
絶望・希望がない
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......く彼に声をかけるのはなんだか悪い気がしたし、他人にできることはなにひとつない気もした。私はひどく疲れていたのかもしれない。なにもまっすぐに心に入ってこなかった。思い出が思い出としてちゃんと見えるところまで、一日も早く逃げ切りたかった。でも、走っても走ってもその道のりは遠く、先のことを考えるとぞっとするくらい淋しかった。 その時、柊がふと立ち止まったので、私もつい立ち止まってしまった。これでは本当に尾行だわと笑いながら私はいよいよ声をかけようと歩き──柊が立ち止まって見ているも......
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喪失感(大切なものを失う)の表現・描写・類語(悲しみのカテゴリ)の一覧 ランダム5
愛する人たちともいつまでもいっしょにいられるわけではないし、どんなすばらしいことも過ぎ去ってしまう。どんな深い悲しみも、時間がたつと同じようには悲しくない。
吉本 ばなな / そののちのこと(文庫版あとがき)「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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絶望・希望がないの表現・描写・類語(悲しみのカテゴリ)の一覧 ランダム5
一切の言葉を寄せつけない真の絶望がそこにあった。
小川 洋子 / 一つの歌を分け合う「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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肉体的な痛みのような悲しさ
宮本百合子 / 伸子
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顔は、もう、あらかた血と、青い皮膚だった。
吉川英治 / 無宿人国記
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