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(家族が亡くなってから)ほとんど初めての家で、今まであまり会ったことのない人と向かい合っていたら、なんだかすごく天涯孤独な気持ちになった。
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:17% 作品を確認(amazon)
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喪失感(大切なものを失う)
孤独・一人ぼっち
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前後の文章を含んだ引用
......なしのものがなかった。 うんうんうなずきながら、見てまわった。いい台所だった。私は、この台所をひと目でとても愛した。 ソファに戻ってすわると、熱いお茶が出た。 ほとんど初めての家で、今まであまり会ったことのない人と向かい合っていたら、なんだかすごく天涯孤独な気持ちになった。 雨に覆われた夜景が闇ににじんでゆく大きなガラス、に映る自分と目が合う。 世の中に、この私に近い血の者はいないし、どこへ行ってなにをするのも可能だなんてとても豪......
単語の意味
天涯(てんがい)
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なるべくいたずらにひまな時間を作らないように必死で努力した。 それはそれは不毛な努力だ。本当はしたいことなんて、なにひとつありはしなかった。等に会いたかった。しかし、私はどうしてもなにか手や体や心を動かし続けなくてはいけない気がした。そして、この努力を無心に続ければいつかはなにか突破口につながると思いたかった。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
(自殺した友子)そしてわかった。自分が実は友子を恨んでいるということ。あの夜彼女は自分の言いたいことだけ言い、思い残すことなくこの世を去り、智明の心だけがあの夜の中に置き去りにされたこと。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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孤独・一人ぼっちの表現・描写・類語(寂しい・喪失感のカテゴリ)の一覧 ランダム5
孤独は太陽のように私を灼いた。
三島 由紀夫 / 仮面の告白 amazon
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昔、佐世保にいた頃、私はこの歌をきいた事がある。誘われるようななつかしさを感じる。
林芙美子 / 新版 放浪記
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(亡くなった)ダンナ様の好物だったから、悲しくて辛くて食べられない、嬉しそうに食べていた姿が目にちらついて食べられない。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
(父の死)二人が座るにしては広すぎる食卓
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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