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鼻の穴に酸素吸入や胃袋につながる管をつっこまれ、胸には何本もの心電図のコード《…略…》体じゅうに種々様々の管や紐がまるで大きな蜘蛛の巣のように纏りついている。
安岡 章太郎 / 酒屋へ三里、豆腐屋へ二里 作品を確認(amazon)
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患者・病人・けが人
絡まる・絡み合う・巻きつく
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単語の意味
種種様様・種々様々(しゅじゅさまざま)
体(からだ)
胸(むね)
蜘蛛(くも)
種種様様・種々様々・・・いろいろであること。いろいろな物事があり、それぞれ違っていること。また、そのさま。多種多様。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
蜘蛛・・・クモ目の節足動物の総称。8本足で体は袋状。尻から糸を出す。ほとんどの種は糸を使って巣を張り、そこに虫を捕らえて食べる。
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患者・病人・けが人の表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(人工呼吸器)規則的に胸を上下させ、静かに息をし続けていた。プスー、プスーという人工呼吸器の音が止むことなくICUの中に響いていた。
瀬名 秀明 / パラサイト・イヴ amazon
叔父は三年後に腸の癌を患い、体中をずたずたに切り裂かれ、体の入口と出口にプラスチックのパイプを詰め込まれたまま苦しみ抜いて死んだ。最後に会った時、彼はまるで狡猾な猿のようにひどく赤茶けて縮んでいた。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
(水枕)耳の下で水枕がプカンプカンと音を立てている。《…略…》頭を動かすたびに、なまぬくい水がふなべりを叩く波のように鼓膜に伝わってくる。
向田 邦子 / 耳「思い出トランプ (新潮文庫)」に収録 amazon
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絡まる・絡み合う・巻きつくの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(まとわりつく)逼 るでもなく離れるでもなく、葉子の心にまつわり付いた。
有島武郎 / 或る女
五本の指に藻 がもつれた糸のようにからまって来る。
林芙美子 / 新版 放浪記
逐(お)われても主人のあとを慕う小犬のように、まつわりついて離れない
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
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「人の印象」カテゴリからランダム5
相手に見せたい自分、こんなふうに見てもらいたいと願う自分は、実は常に、中身のない、実体のない、ただの脱け殻にすぎないのだ。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
病人が暗がりの中で、灰色の石のように横たわっている
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
食堂はもう長い間使われていないらしく、あらゆるものがきれいに乾燥しきっていた。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
私のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(妊娠初期に分泌され、黄体が維持されるのを助ける)は、私の子宮に対して終始同じ態度をとり続けるだろう。彼らは黄体を支え、月経の到来を阻止し、胎盤を形成しつつある。私は妊娠している。
1Q84 BOOK 3 amazon
いいくらいの 疲労 と満腹とで私は 珍しくゆったりした気分になっていた。
志賀 直哉 / 濠端の住まい「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
思い思いの場所へ散っていく。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
ニュートンの運動律第一に曰 くもし他の力を加うるにあらざれば、一度 び動き出したる物体は均一の速度をもって直線に動く
夏目漱石 / 吾輩は猫である
魚油が豆のはじくような音をたてて燃えました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
それほどの大金ならば自分が少々いただいても影響はないはずだ。砂丘からひと掬いの砂を壜に入れて持ち帰るのと同じだ。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
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