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今日の夜空は星も月も出ていないのに明るい。雲のぼんやりとした半熟の白みが、空を覆いつくして闇をさえぎり、夜を完全にしない。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 ページ位置:20% 作品を確認(amazon)
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夜空
月の光・月明かり
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前後の文章を含んだ引用
......日はゆっくり乾かせる。 部屋にマニキュアの匂いがこもらないように、サッシを少し開けると、鼻をつく匂いは外に出て行き、かわりに指先を冷たくさせる秋風が入ってきた。今日の夜空は星も月も出ていないのに明るい。雲のぼんやりとした半熟の白みが、空を覆いつくして闇をさえぎり、夜を完全にしない。風と共に川の流れる音も鮮明に部屋のなかに入ってくる。 アパートが川の岸辺に建っているせいで、この部屋では窓を開けていても閉めていても絶えず川の音が聞こえる。水深......
単語の意味
厳し・美し・慈し(いつくし)
夜空(よぞら)
厳し・美し・慈し・・・1.格式ばっていて近寄りがたいさま。
2.容姿に普通の人に感じられない、上品さがあるさま。
2.容姿に普通の人に感じられない、上品さがあるさま。
夜空・・・夜の空。
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青から藍 に変わって行きつつある初夏の夜
有島武郎 / 或る女
街では星をいっぱい浴びて
林芙美子 / 新版 放浪記
空を見ると、氷柱 の枝に星があった
吉川英治 / 八寒道中
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月の光・月明かりの表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
氷のごとく澄める月影
高山 樗牛 / 瀧口入道 amazon
月の光に重さを感じるほど満身に月光を浴びる
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
月が真っ黒な空に小さく光って、沈む街並みに真珠みたいに映えていた。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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この世の終末のような凄まじい美しさを滲ませた空の色
原田康子 / 挽歌 amazon
太陽はまだぎりぎり山の端にひっかかっていて、県道沿いの畑をのどかに照らしている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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