TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > 意識を失う(気絶・失神)
自分の肉体と精神の輪郭が薄くなっていくような感じがした。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:88% 作品を確認(amazon)
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意識を失う(気絶・失神)
目まい
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前後の文章を含んだ引用
......色がゆがんで見える。ちょうどやかんで湯を沸かしている蒸気の向こうにあるように、空や木々や地面が揺れる。 車に酔ったのかな、と思って深呼吸をしたが、治らなかった。自分の肉体と精神の輪郭が薄くなっていくような感じがした。しかしそれにともなう圧迫感がいいしれないほどヘビーで暗い。 おかしいな、と思いながらやがて車がススペの町中に入ると、突如その感じは消えた。 だからすぐ忘れてしま......
単語の意味
肉体(にくたい)
肉体・・・肉から構成されている体。生きている人間の体。生身の体。
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意識を失う(気絶・失神)の表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
死んだ者同様に意識なく
有島武郎 / 或る女
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崖から突き落された怪我人のように、彼女はまだ視覚が定まらないで眩暈(めまい)を感じていた。
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
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恐怖もなく、自分の肉体までが水晶のように透き通っているような感じ
椎名麟三 / 永遠なる序章 amazon
主人はそうだとも、そうで無いとも云わない。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
彼は相手の今までの話を、そうおもしろがってもいないが、そうかと言って全然興味がなくもないといった穏やかな表情で耳を傾けていた。
梶井基次郎 / ある崖上の感情
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思案投げ首という格好で、のどかに座り込む
川端 康成 / 掌の小説 amazon
迷信的なことにさえ心のささえを得ようとする
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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どこまでも落ちていく。 あるいは、昇っていく。 そんな判然としない浮遊感
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
茶の間で母と差しむかいで一合の酒にいい気持ちになっている。
林芙美子 / 新版 放浪記
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