TOP > 人物表現 > 動作・仕草・クセ > 出掛ける(外に出る・飛び出す)
TOP > 人物表現 > 睡眠・眠る・寝る > うつらうつら(半分眠ったぼんやり状態)
眠りが優しく私を包んだ。 あざみさんがばたんと戸を閉めて出て行ったのが聞こえた。淋しさを打ち消すような、とてもいい音だった。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 ページ位置:26% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
出掛ける(外に出る・飛び出す)
うつらうつら(半分眠ったぼんやり状態)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......もうパパもママもいない。 うわあ、広い、そしてひとりきり。こんなに広い空の下をどこまで遠くに行ってももう私には親がいないんだ。 ちょっと泣きそうになったけれど、眠りが優しく私を包んだ。 あざみさんがばたんと戸を閉めて出て行ったのが聞こえた。淋しさを打ち消すような、とてもいい音だった。人生は続く。あちこち痛くて震えるような旅行だったけれど、むきだしの心臓が敏感に美しさを刻み続けているような感じがした。 目が覚めると、あざみさんがバルコニーで踊......
ここに意味を表示
出掛ける(外に出る・飛び出す)の表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
外に一歩出たら、夜風が吹いてくるのとともに急に、時間も動きはじめたような気がした。
吉本 ばなな / らせん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
風に逐(お)われた紙屑のように、路地から転がり出す
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
このカテゴリを全部見る
うつらうつら(半分眠ったぼんやり状態)の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
私はまだ眠くて、半分夢の中にいるので、心は子供のように素直だ。
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
私はもう半分眠りの中にいた。光の中で眠るのはなんとなく懐かしい感じがする。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
ぱちぱちと手を打つ音が静かな辺りに響き返って、日中に石を割る音のように聞こえる
内田 百けん / 冥途 amazon
クレアに抱きしめられた。そして、その抱擁の時間が、単なる挨拶にしては、些か長くなりすぎてしまったのだった。 その長引いた分だけ、彼女は安堵し、もうこのまま楽になりたいと感じた。からだの力が抜け落ちてしまったかのようで、自分の足で立っているので精一杯だった。 続けて、リチャードと交わした三カ月半ぶりの抱擁もまた、あとにはもう引き返せない長さとなってしまった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
演奏はコズミくんのギターいっぽん
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
思考がだんだん脱落していって頭が闇の底の方へ楽々と沈んで行った。
岡本かの子 / 渾沌未分
声の底にまだ睡気(ねむけ)がたゆたっている
高井 有一 / 夜の蟻 amazon
死のような眠りにつく
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
同じカテゴリの表現一覧
動作・仕草・クセ の表現の一覧
睡眠・眠る・寝る の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ