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(夕方)僕はこの頃今時分になると情けなくなるんだ。空が奇麗だろう。それにこっちの気持が弾まないと来ている
梶井基次郎 / 雪後 ページ位置:81% 作品を確認(青空文庫)
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夕方
憂鬱・気分が晴れない
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前後の文章を含んだ引用
......けられて見えた。歩きながら大槻は社会主義の運動やそれに携わっている若い人達のことを行一に話した。 「もう美しい夕焼も秋まで見えなくなるな。よく見とかなくちゃ。――僕はこの頃今時分になると情けなくなるんだ。空が奇麗だろう。それにこっちの気持が弾まないと来ている」 「呑気 なことを言ってるな。さようなら」 行一は毛糸の首巻に顎を埋めて大槻に別れた。 電車の窓からは美しい木洩 れ陽 が見えた。夕焼雲がだんだん死灰に変じていった。......
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夕方の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
薄紫色の陰に沈んだ瓦屋根
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
溪間を冷たく沈ませてゆく夕方
梶井基次郎 / 冬の蠅
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「憂鬱・気分が晴れない」の表現・描写・類語(気分が晴れない・落ち込むのカテゴリ)の一覧 ランダム5
あまり憂鬱 ですから、さかさまに世の中をながめて見たのです。けれどもやはり同じことですね。
芥川龍之介 / 河童
決して心の楽しむ事のない絶望的な憂鬱
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「気分が晴れない・落ち込む」カテゴリからランダム5
落ちて来た煙火(はなび)の人形のように、ガッカリしていた。
葉山嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
頭の中に集まってくる蜘蛛の巣のようないろんな問題が、遂には自分で整理しきれなくなる
野間 宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
裸で朝の光の中に立った。まるで充電しているみたいに。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
空が白み、乳白色の朝がたのつめたい空気がこの小屋にしのびこみます。《…略…》やがて朝の光がやっと板と板との 隙間 からさしこんできました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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