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ポーッと次第に上の方へと赤みがかった山の肌。まるで破瓜期(はかき)の少女の陰毛のようにポヤポヤと見えるのは、やっぱり立木の群だろう。
檀 一雄 / 佐久の夕映え「檀一雄全集〈第1巻〉花筐,佐久の夕映え (1977年)」に収録 作品を確認(amazon)
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夕方
山
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単語の意味
破瓜期(はかき)
破瓜期・・・女の月経の始まる年ごろ。女子の思春期。
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その時の山は地面から静々と盛り上がって、雪雲に閉ざされた空を確 かとつかんでいるように見えた。その感じは恐ろしく執念深く力強いものだった。君はその前に立って押しひしゃげられるような威圧を感じた。きょう見る山はもっと素直な大きさと豊かさとをもって静かに君をかきいだくように見えた。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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笛の音や、うちわや、潮風の風景がゆっくりと夜に映って、まるで燈籠のように流れてゆく
吉本 ばなな / TUGUMI(つぐみ) amazon
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
車を発進させました。灯りのともった家はありません。車のエンジン音もしんと漂う夜の空気に飲み込まれていくようです。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
「は、八時四十五分!」漫画の中の女子高生なら食パンくわえて通学路を駆け出している時間帯だ。
東川篤哉 / 謎解きはディナーのあとで amazon
夕暮の気配が部屋の窓や机の上の書物に影をつけ始める
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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