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食べることと、ねむることとの幸福。 人間の生活を突きつめて行くと、この二つにしぼられてしまう。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:79% 作品を確認(amazon)
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欲望・本能・欲求
食べる
眠りに落ちる・寝つく
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前後の文章を含んだ引用
......り、グリーン・サラダを一鉢食べ、ようやく活力がみなぎってくるのを感じた。 この夜は、稽古を終えてホテルへもどると、泥のごとく、ねむりこけてしまうことができた。 食べることと、ねむることとの幸福。 人間の生活を突きつめて行くと、この二つにしぼられてしまう。 また、私は、仕事も生活も、すべて、この二点へしぼって行くようにしている。 マッサージへかかる前に、マティーニのような酒をのむのも、私自身の躰の仕組みをわきまえ......
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欲望・本能・欲求の表現・描写・類語(好きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
食欲がふわりとふわりと身体の中を動く
中沢 けい / 野ぶどうを摘む amazon
既に志津子に対する欲求は、彼の身体の最深部のところで、かすかに動いているにすぎなかった。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
飢えが、ガスのようにわたしのなかに溜まり
大原 富枝 / ストマイつんぼ (1957年) amazon
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食べるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
茶筅(ちゃせん)をつかうように箸(はし)で忙しく飯を口中に掻き込む
井伏 鱒二 / 多甚古村 amazon
臼歯に力を軽くこめると、旨味のあるエキスがじゅっと流れ出て口いっぱいにひろがる。前歯で食いちぎり、奥歯で噛む。《…略…》形のあるものを口の中で噛む。噛んで噛んで、また噛む。何もかもがつき砕かれ、すりつぶされ、口の中で溶岩のようにとろけて、甘い味が出てくるまで、噛んで噛んで、また噛む。そして、ゆっくりと呑みくだす。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
口は嘴みたいに尖り、もうイカに向かって開いている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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眠りに落ちる・寝つくの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
いつの間にか眠ってしまう。暖かいふとんの中で、何も思いわずらうことなく。
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
目を閉じると待ちかねていたように無力感が音もなくその空白を満たした。とても手際良く、素早く。それからゆっくりと眠りがやってきた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
(二度寝)さめぎわの快い眠りにまた静かに落ちて行った。
有島武郎 / 或る女
蒲団の中が温まってくると、竜夫はにわかに疲れを感じて目を閉じた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
魚の骨つきを裏返すように、体をぐるりとこっちへ引っくりかえす
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
草に寝転んでいると、躯ごと土の中へ持ってゆかれそうだ。
林芙美子 / 新版 放浪記
じっと売り場に腰を掛けていると、眠りが足らないのか、道の照りかえしがギラギラ目を射て頭が重い。
林芙美子 / 新版 放浪記
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
缶をほぼ逆さにし、父がビールを飲みきる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
緊張にしめ上げられて、全身の筋肉が古革のようにこわばり、首を動かしただけでも、ぎしぎし音を立てそうなほど
安部 公房 / 第四間氷期 amazon
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