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空を見上げて、 眩しい日差しに日下は顔をしかめる
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 ページ位置:9% 作品を確認(amazon)
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不快の表情・顔をしかめる
まぶしい・まぶしさ
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前後の文章を含んだ引用
......った。軒を並べた土産物店。ホテルや旅館の派手な建物。駅前に数珠繫ぎになったタクシー。その前の歩道を、夏服姿の観光客たちが忙しなく行き交っている。「くそ暑いな」 空を見上げて、眩しい日差しに日下は顔をしかめると、肩を並べた柳に呟いた。「ひと月も経てば、少しは涼しくなりますよ」 日下はため息を吐くと、柳を促してタクシー乗り場の列に並んだ。やがて、二人の前に緑色のタクシ......
単語の意味
顰める(しかめる)
日差し・陽射し(ひざし)
顰める・・・嫌な気持ちになったときに、眉間の部分にしわを寄せること。不快を表す表情を作るときの顔の動き。
日差し・陽射し・・・大陽の光。日光。太陽が照りつけること。
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塩でも舐めたような顔
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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入り口から一歩二歩下がってアパートの全体を目に入れようとして口が大きく開いている。
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
高い暗い建物の下を通るときは、青年はやや立ち止って一々敵対するように見上げた。
岡本かの子 / 母子叙情
自分の影を見ては空を見ると、その影が、空にもうつっていたあの不思議な世界
林芙美子 / 新版 放浪記
頭を傾げて空の模様を見るような恰好をした。
岡本かの子 / 巴里祭
笠のつばを上げて
吉川英治 / 無宿人国記
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闇よりも濃い樹木の闇
梶井基次郎 / 闇の絵巻
暗闇の牛みたいに、のっそり、人影が動いた。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
モミジの枝が、強く鋭いスポットライトを独り占めしていた。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
その建物は裏側から月光を受け、暗い複雑な影を折りたたむ
三島由紀夫 / 金閣寺 amazon
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女のかすかな溜息だった。近かった。やはり、息をひそめていたのだ。柔らかい吐息だった。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
不快感がふつふつと沸き立ってくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「何かあったの?」 と彼が聞くくらい、暗い顔をしているのが自分でもわかった。 「何でもない。」 といいながらも笑顔をつくることができなかった。 エネルギーが落ちている、枯れている。
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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