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夜が更けるにつれて灯は消え始め、最後には街灯とネオンの灯だけが残った。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 ページ位置:92% 作品を確認(amazon)
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街灯・外のあかり
夜明け
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前後の文章を含んだ引用
......にはこんな格言が書かれていた。「惜しまずに与えるものは、常に与えられるものである。」 僕は夜行バスの切符を買い、待合所のベンチに座ってずっと街の灯を眺めていた。夜が更けるにつれて灯は消え始め、最後には街灯とネオンの灯だけが残った。遠い汽笛が微かな海風を運んでくる。 バスの入口には二人の乗務員が両脇に立って切符と座席番号をチェックしていた。僕が切符を渡すと、彼は「21番のチャイナ」と言った......
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街灯・外のあかりの表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
夜霞に光を奪われた明かりが、シミのようにぽつんぽつんと闇の中に浮いている
内田百閒 / 烏「冥途」に収録 amazon
街灯が光の輪を路地に落とす
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
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夜明けの表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
有島武郎 / 生まれいずる悩み
あや目も知れない闇 の中から、硫黄 が丘 の山頂――右肩をそびやかして、左をなで肩にした――が雲の産んだ鬼子のように、空中に現われ出る。鈍い土がまだ振り向きもしないうちに、空はいち早くも暁の光を吸い初めたのだ。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
まだニワトリすら鳴いていない時間
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
飯盒を火にかけて番をしていた。火が彼の顔を明るく照し出すほど、いつかあたりは暗くなっていた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
山の端が、わずかな間に赤く黒く変わり、山頂の樹々のかたちを火色の空に黒々と浮き上がらせる
高樹のぶ子 / 光抱く友よ amazon
「光と影」カテゴリからランダム5
有島武郎 / 或る女
「外の設備・工作物」カテゴリからランダム5
三人も乗れば一杯になるような、ひどく小さなエレベーター
吉田修一「悪人」に収録 amazon
黒い煙突の煙が空をよごしている。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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