木々がざざあっと揺れた。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 ページ位置:62% 作品を確認(amazon)
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草木のざわめき
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......の修学旅行で道南をまわった。秋の日本海を見た。専門学校にいる頃は、港も近かった。それでも、海を見に行くことなどほとんどなかった。 また風が吹いて、弟が身を縮め、木々がざざあっと揺れた。「夜、海の近くを歩いてたら、山の夜の音がしてさ」 どきんと心臓が鳴るのが聞こえた。山の夜の音。それがどういう音なのか、僕は知っていただろうか。思い浮かべようとす......
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