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(白樺はよく燃える)白樺の皮へ火をつけると濡れたまま、カンテラの 油煙 のような真黒な煙を立てて、ボウボウ燃えた。
志賀 直哉 / 焚火「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 ページ位置:46% 作品を確認(amazon)
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白樺(しらかば)
焼く・燃やす
紙などが燃える
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前後の文章を含んだ引用
......言った。「これからは其奴がいるんで、うっかり歩けませんよ」とKさんは言う。そして、「もう大概ようござんすから、焚きましょうか」と言った。 皆はまた砂地へ出た。 白樺の皮へ火をつけると濡れたまま、カンテラの油煙のような真黒な煙を立てて、ボウボウ燃えた。Kさんは小枝からだんだん大きい枝をくべてたちまち燃しつけてしまった。その辺が急に明るくなった。それが前の小鳥島の森にまで映った。 Kさんは舟から楢の厚板を持って......
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白樺(しらかば)の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
白骨のように不気味に白く横たわっているシラカバの枯れ木
外村 繁 / 筏 amazon
北海道特有の巨大な白樺だ。近所の歯医者の玄関わきにまにあわせにはえているようなちゃちな白樺じゃない。四頭の熊が同時に爪を研げそうなほどどっしりとした白樺だ。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
(白樺はよく燃える)白樺の皮へ火をつけると、ぬれたままカンテラの油煙のような真っ黒な煙を立ててボウボウ燃える
志賀 直哉 / 焚火 (1953年) amazon
白樺の立ち木の幹が、逆光線の中に、燐光を放つように白く光っている
大仏 次郎 / 雪崩 (1953年) amazon
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焼く・燃やすの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(紙を)1枚ずつ火にくべた。いちいちめらめらと、踊るように燃え上がった。《…略…》すぐに紙片は黒くて軽い固まりになって、ころころと風に押されて浜を転がっていった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
魚油が豆のはじくような音をたてて燃えました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
小さめに切って早く火の通るようにする
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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紙などが燃えるの表現・描写・類語(火・煙・灰のカテゴリ)の一覧 ランダム5
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「植物」カテゴリからランダム5
樹々の葉のすれあう音
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
樹が狭い地面にひしめきあって、ふくれ上がったようにこんもりしている
大岡 昇平 / 武蔵野夫人 amazon
懐しい草の匂いが鼻をついた。ずっと昔のピクニックの匂いだ。五月の風はそのように時の彼方から吹き込んできた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
「火・煙・灰」カテゴリからランダム5
毛皮から脂が溶けて流れ、じゅうじゅう音をたてて燃える
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
長い鉄の火箸 に火の起こった炭をはさんで高くあげると、それが風を食って盛んに火の子を飛ばす
有島武郎 / 生まれいずる悩み
「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
やみくもに逃げまどう追いつめられた鶏のように、暗い土蔵に駆けこむ
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
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