TOP > 風景表現 > 時間帯(朝・昼・夜) > 夜
大きな椎の木がある。その木の闇はいたって巨大だ。その下に立って見上げると、深い大きな洞窟 のように見える。
梶井基次郎 / 闇の絵巻 ページ位置:59% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
夜
樹木・木々
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ないのである。用事もないのに夜更けの道に立ってぼんやり畑を眺めているようなふうをしている。しばらくするとまた歩き出す。 街道はそこから右へ曲がっている。溪沿いに大きな椎の木がある。その木の闇はいたって巨大だ。その下に立って見上げると、深い大きな洞窟 のように見える。梟 の声がその奥にしていることがある。道の傍らには小さな字 があって、そこから射して来る光が、道の上に押し被 さった竹藪 を白く光らせている。竹というものは樹木のなかで......
単語の意味
見上げる(みあげる)
見上げる・・・1.下から上のほうを見る。
2.立派だなぁ、と感心する。
2.立派だなぁ、と感心する。
ここに意味を表示
夜の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
夜は萃(人名)に似ている。 昼間思うとかすんでいて、大したことなく思える。でもいざやって来ると、その 闇 の肌ざわりは、 抗えないほど巨大で純粋だ。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
樹木・木々の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
地平線のあたりに、木立の群れが不規則な間隔を置いて紫色に近い影を落とす
堀 辰雄 / 菜穂子―他五編 amazon
木の幹が白い大蛇のように伸びる
梅本 育子 / 桃色月夜 amazon
窓の外が青く浮かんで、木々が幾重にも重なる黒い切り絵に見える。
吉本 ばなな / 哀しい予感 amazon
このカテゴリを全部見る
「植物」カテゴリからランダム5
高い欅(けやき)が半ば落葉して、細い網のような枝を空にすかしている
国木田 独歩 / 武蔵野 amazon
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
宮沢賢治 / いちょうの実
夕方、そろそろ西日になって、本が読みにくくなってきた
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
植物 の表現の一覧
時間帯(朝・昼・夜) の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ