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玄関はしんとしていた。必要以上にしんとしていた。  それから僕は足もとの赤いパンプスの存在に気づいた。見慣れた赤いパンプスだった。それは泥だらけのテニス・シューズと安物のビーチ・サンダルにはさまれて、季節はずれのクリスマス・プレゼントみたいに見えた。その上に細かいちりのような沈黙が浮かんでいた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:3% 作品を確認(amazon)
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赤色(赤い) 静けさ・静寂 靴・シューズ 三和土(たたき)・土間(どま)
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前後の文章を含んだ引用
......な気がした。体が綿のようにアルコールを吸い込んでいるのだ。比較的まともなのは意識だけだ。 やれやれ。 ドアを ばかり開けてそこに体をすべりこませ、ドアを閉める。玄関はしんとしていた。必要以上にしんとしていた。 それから僕は足もとの赤いパンプスの存在に気づいた。見慣れた赤いパンプスだった。それは泥だらけのテニス・シューズと安物のビーチ・サンダルにはさまれて、季節はずれのクリスマス・プレゼントみたいに見えた。その上に細かいちりのような沈黙が浮かんでいた。 彼女は台所のテーブルにうつぶせになっていた。二本の腕の上に額が載せられ、まっすぐな黒い髪がその横顔を隠していた。髪のあいだから日焼けしていない白い首筋が見えた......
単語の意味
足・脚・肢(あし)
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
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ほとんど歯のないようなチビた下駄
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