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黎明 のほのかな光。光はむき出しになった司祭の鶏のような首と鎖骨の浮いた肩にさした。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:82% 作品を確認(amazon)
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光に照らされた顔や姿
朝日・朝の光
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前後の文章を含んだ引用
......甦らせ、そしてそのお顔は我が魂にふかく刻みこまれ、この世で最も美しいもの、最も高貴なものとなって私の心に生きていました。それを、今、私はこの足で踏もうとする。 黎明のほのかな光。光はむき出しになった司祭の鶏のような首と鎖骨の浮いた肩にさした。司祭は両手で踏絵をもちあげ、顔に近づけた。人々の多くの足に踏まれたその顔に自分の顔を押しあてたかった。踏絵のなかのあの人は多くの人間に踏まれたために摩滅し、凹ん......
単語の意味
黎明(れいめい)
首・頸・頚(くび)
鶏・鷄・雞(にわとり・かけ・くたかけ)
黎明・・・1.夜が終わり朝になる頃。夜明け。
2.新しく物事が始まろうとする頃。
2.新しく物事が始まろうとする頃。
首・頸・頚・・・1.頭と胴体をつなぐ細い部分。頸部(けいぶ)。また、「頭」そのものを指す場合もある。
2.1に似た役割を果たす部分や似た格好の部分。衣服の襟(首にあたる部分)。「びんの首」「セーターの首」など。
3.免職や解雇することをあらわす。首を切るという意味から。
2.1に似た役割を果たす部分や似た格好の部分。衣服の襟(首にあたる部分)。「びんの首」「セーターの首」など。
3.免職や解雇することをあらわす。首を切るという意味から。
鶏・鷄・雞・・・キジ科の家禽。卵や肉を食用にするために飼う鳥。ペットとして飼うこともある。名前の由来は庭にいる鳥で「庭鳥」から。鶏冠(とさか)があり雄(おす)のそれは大きい。ほとんど飛べない。雄は夜明けを告げて魔を払うと信じられていた。「かけ」「くたかけ」は古名。
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光に照らされた顔や姿の表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
紫色に暮れた砂の上に木部が舟を葦間 に漕 ぎ返して行く姿が影絵のように黒くながめられた。
有島武郎 / 或る女
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朝日・朝の光の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
朝陽がビルの屋根を黄色く輝かせていた。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
遠い山々が雪が煙ると見えるような柔らかい乳色につつまれる
川端 康成 / 雪国 amazon
軽金属のような朝陽が林や畑のうえに輝いていた。
開高 健 / パニック「パニック・裸の王様 (1960年) (新潮文庫)」に収録 amazon
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
晴れ上がった空がインド藍をぼかして、水っぽい光を見せる
石森延男 / コタンの口笛・第2部 amazon
傾いた十月の 陽 が赤松の影を長く延ばし、影が芝の黄ばんだ緑と重って、紫の 斑点 を浮き上らせてくる
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
小さい畠の彼方の栗の木には、だんだんと傾いて行く日足が、黄色い灯を点したようにしずかにさしている。
鈴木 三重吉 / 桑の実 amazon
「晴れ・曇り」カテゴリからランダム5
(雨が小降りになる)雨も小降りになって、地面を突きながら廻る鉄棒 の響きが 冴えて聴えた。
志賀直哉「暗夜行路 (講談社文庫)」に収録 amazon
玄関の狭い 廂 合いから差込んで来る西日で、いつもは薄暗い廊下の 縁板 が熱くなっていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
「光と影」カテゴリからランダム5
「体つき・体型・体全体の様子」カテゴリからランダム5
身長一七五センチで八十五キロあったから身長から一一〇をひいた健康体重からみると、二十キロオーバーだった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
かなり腹が出て豆タンクのような体
野崎 幸助「紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男 (講談社+α文庫)」に収録 amazon
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