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無数のきらめく光が──まるで空にもうひとつの東京が覆い被さったように、そこにはあった。それは夢の景色のように、ただひたすらに、美しい眺めだった。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:86% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
夜空
星の光・星が輝く
流れ星・彗星
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前後の文章を含んだ引用
......ではないでしょうか──』「俺、ちょっと見てくる!」 思わず椅子から立ち上がり、父さんにそう言ってマンションの階段を駆け下りた。 近所の高台で、夜空を見上げた。 無数のきらめく光が──まるで空にもうひとつの東京が覆い被さったように、そこにはあった。それは夢の景色のように、ただひたすらに、美しい眺めだった。 * * * 二つに割れた彗星が、停電の町を迷子のように一人で走っている私の寂しさを、くっきりと浮かび上がらせる。 ──誰、誰。あの人は誰? 彗星......
単語の意味
煌く・煌めく・燦めく(きらめく)
景色(けしき)
煌く・煌めく・燦めく・・・キラキラと光り輝く。存在が輝かしくて人目をひく。
景色・・・風景。眺め。とくに、自然の眺め。
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海の断面のような月夜
横光 利一 / 花園の思想 amazon
金閣には潮のように夜が押し上げ
三島 由紀夫 / 金閣寺 amazon
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星の光・星が輝くの表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
雲の隙間に過去の記憶のように星がまたたいて消える
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
夜の空が晴れて、星が凍りつくように輝く
久米 正雄 / 学生時代 amazon
東京では想像もつかないような広い夜空に、数えきれないほどの星が光っていた。クリスマスのイルミネーションかなにかのような、これを、降るような星空と呼ぶのだろうか。 「よく、星が瞬くって言うでしょ。あれは空気が汚れてるからなんですよ。澄みわたった空だと、瞬かないんです」
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
星空が神話の英雄を映して彼の心を慰めてくれた。
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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流れ星・彗星の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
まんまえの空の真ん中あたりを長く、すうっと流れ星が流れた。細く光る、真珠のような白だった。そう、そしてそれはかなり長い線で、どんな願い事も言えてしまいそうだった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
空からきゅうに花火がふるように、ながれ星がいっぱいふりだしてきた。
庄野 英二 / 星の牧場 amazon
(彗星)熱くて重い塊
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
(流れ星が)行ってしまったあとの澄んだ夜空にはいくつもの星だけが静かにまたたいていた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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「空・中空」カテゴリからランダム5
星がきれいなのは、星に花が咲いているからだよ。
サン=テグジュペリ / 星の王子さま amazon
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
夕暮れの光の束が、レンブラント(オランダの画家)の絵のように地上を照らす
五木寛之 / ワルシャワの燕たち amazon
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