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夕陽は簾を通して 斑 に彼の顔にあたり
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:67% 作品を確認(amazon)
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光に照らされた顔や姿
簾(すだれ)
室内に差し込む光
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前後の文章を含んだ引用
......不平を言った。人眼を避けるために駕籠の簾をおろしたので、外の模様は何も見えぬ。たださまざまな物音が聞えてくるだけである。童たちの叫びや声。僧の鈴の音。普請の音。夕陽は簾を通して斑に彼の顔にあたり、音だけではなく色々な臭いもにおってくる。樹の匂いと泥の臭い。鶏や牛馬の臭い。眼をつぶって司祭はわずかな間だが手に戻ってきたこれら人間の生活を胸の底まで吸いこん......
単語の意味
夕日・夕陽(ゆうひ)
斑(まだら・むら・ぶち)
夕日・夕陽・・・夕方の太陽。入り日(いりひ)。
斑・・・1.下地の色とは違う色が、不規則に混じっている模様。いろいろな色や濃淡の入りまじっている模様。また。そのさま。
2.1が転じて、ある現象が現れたり、現れなかったりすることのたとえ。はっきりした部分とそうでない部分があるのたとえ。
2.1が転じて、ある現象が現れたり、現れなかったりすることのたとえ。はっきりした部分とそうでない部分があるのたとえ。
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後のことは後で考えよう、ずっとそうやって生きてきたんだから。 逆光に透ける髪と、肩の線が物語っていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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畳に差し込んでいる街灯が、古い畳の上で点滅する蛍光灯と混じっている。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
(差し込む光で)雨戸の隙間が、赤い色ガラスのような光をはなち
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暗くすると、どこの窓からかよその光が反射で薄明かりを起こしている
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薄曇りで小雨がぱらつきそうな空
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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曽野 綾子 / 夫婦の情景 amazon
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前灯に照らし出される光の道をじっと見つめていると、何だか見知らぬ物語の世界に走りこんで行くような気分になる。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
明るい燈火が夜空にほてっている。
林芙美子 / 新版 放浪記
食卓のシャンデリアが、幾分、皮肉めかして、その皺一本ない額や高く澄んだ鼻梁、やわらかく光を押し潰す下瞼といった、彼女の麗質の細部に光を灯していた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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女というより 逞しい青年という感じ
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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山田克郎 / 壮士行
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