TOP > 風景表現 > 時間帯(朝・昼・夜) > 深夜
TOP > 人物表現 > 睡眠・眠る・寝る > 寝起き・目が覚める
こんな夜中にふと起きた自分は、神様にだって見つかっていない気がする。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 ページ位置:17% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
深夜
寝起き・目が覚める
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......。少しずつ、記憶が戻ってくる。そうだ、今日のことを考えなくて済むように、これまで撮ったレッスンの動画を観ていたのだ。 愛子は、ベッドの上で思いっきり体を伸ばす。こんな夜中にふと起きた自分は、神様にだって見つかっていない気がする。九月の終わりは、布団の種類がなかなか決まらない。冷たくなっている部分を探すように、愛子はぺたんこの布団の上をごろごろと転がる。 今日のためにコンディションを整え......
ここに意味を表示
深夜の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
店々の灯もあらかた消えた舗道には、野良猫が群れていた。
浅田次郎 / 角筈にて「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
月は陰鬱な祭司のように冷たく屋根の上にいて、その両手に不妊の海を捧げ持っている。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
黎明 はまだ遠く鶏は鳴く 時刻 ではない。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
寝起き・目が覚めるの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
蒲団の中が温まってくると、竜夫はにわかに疲れを感じて目を閉じた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
眠ってしまった。片手をソファの外へぶらりと垂らしたまま。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
鼾が高くなり低くなり、調子の悪い笛のよう
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
もう眠っていいかな? ぼくはほんとうに疲れているんだ。こうして受話器を手にもっていても、崩れかけた石垣を一人で支えているような気分なんだ
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
じょじょにその夕焼けが去っていくとき、何ともわかれがたい気持ちとすがすがしい感謝の気持ちが混じって、切なくなった。 これからの人生に、たとえ今日のような日はあっても、この空の具合、雲の形、空気の色、風の温度、二度とはないのだ。 同じ国に生まれた人々が、夕方の町をのんびりと歩いていく。夕食の明かりがともる窓が、夕闇の透明なスクリーンに浮かびあがる。 そこにあるすべてが、手を伸ばせば水のようにすくえそうだった。つやめいた 滴 がぽたりぽたりとしたたり落ち、コンクリートにはねかえるとき、去ってゆく昼間の陽の 匂いと、濃い夜の匂いの両方をたたえていそうだった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
ゆっくりと、天空は動く。月の光が薄闇に射してくる。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
西日が私たちの足元に長くのびていた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
睡眠・眠る・寝る の表現の一覧
時間帯(朝・昼・夜) の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ