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浴衣を水洗いして夜干しをして置く。いい月夜なり、写真のような白と黒の影で、狭い庭のそこここに白い人が立っているような錯覚がする。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:91% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......明日はこの家を出たいものだ。何しろ、蚊が多いのはやりきれない。台所をかたづけて、水道で躯を拭いていると、ひどい藪蚊 にさされる。皮膚が弱いのですぐぷっとふくれる。浴衣を水洗いして夜干しをして置く。いい月夜なり、写真のような白と黒の影で、狭い庭のそこここに白い人が立っているような錯覚がする。 (七月×日) 濁った水を走る、小さい魚の眼にも、澄んだ真夏の空が光っている。およそ、模範的だなぞと云う人間ぐらい厭なものはない。歩いている人間がみんなそうだ。二......
単語の意味
其処此処(そこここ)
月夜(つきよ・つくよ)
其処此処・・・そこやここ。あっちこっち。いたるところ。
月夜・・・月のある夜。月の明るい夜。また、月。月の光。⇔ 闇夜(やみよ)。
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ハンガー・吊るされた服の表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
有島武郎 / 或る女
個室のコート掛けには、すでに三枚のコートが横並びに掛けてあり、まるで今日の食事のメンバーが壁に吊るされているみたい。私が灰色のコートを一番端に引っかけたら死体は四つになった。
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 amazon
クリーニング屋の針金のハンガー
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
クローゼットには、色とりどりの服がハンガーにかかり、鉄の太いポールが、お前も服と一緒にぶら下がってみないかと誘ってくる。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
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干された洗濯物の表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
物干し柱に 竿 が掛け渡されていて、洗濯物が盛大に干してあった。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
二階建ての家が目に留まった。屋根にせり出すように、物干し台がある。入道雲の立ち上る青空を背景に、下着やワイシャツ、シーツなどが風に 靡いていた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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月の光・月明かりの表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
まん丸の大きな月が出て、夜の山道を行く俺たちを守るように照らした。懐中電灯は必要なかった。月光を受け、木の葉が銀色に輝いていた。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
蛇の鱗のようなつめたい月の光り
郡 虎彦 / 道成寺(一幕劇) amazon
月が花の色を微かに映して、この世のものとは思えぬ底光りのするような絢爛さ
曽野 綾子 / 夫婦の情景 amazon
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庭・縁側・ベランダの表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ベランダに揺れる花々。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
泉水がある、築山 がある。庭は、松が多い。かなり清楚 な、そしてひろい庭である。
吉川英治 / 治郎吉格子
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「空・中空」カテゴリからランダム5
空からきゅうに花火がふるように、ながれ星がいっぱいふりだしてきた。
庄野 英二 / 星の牧場 amazon
空の青さと何の形にも見立てることができない雲の比率がほとんど 偽物 のようだった。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
昼の月が、やぶけたオブラートのように、青い空に張りついていた。
山本 有三 / 波 amazon
「室内のようす」カテゴリからランダム5
「道具・家具」カテゴリからランダム5
(小説を書く)目を閉じ、深呼吸をし、頭の中に適切な言葉を並べた。言葉の順序を入れ替え、イメージをより明確なものにした。リズムをより的確なものにした。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
(ハイヒール)危機意識の低い不安定な靴
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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