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吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:52% 作品を確認(青空文庫)
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痩せすぎた体形
患者・病人・けが人
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前後の文章を含んだ引用
......いたまま、その顔をのぞき込むと、自分の掌 と、痩せこけた娘の顎の間から、絹糸のような血がタラタラと垂れたので、 「やッ? ……舌を」 と、彼は、思わず手を離した。 朽木 のような細い体は、とたんに、黒髪を重そうにして、仰向けに、倒れた。――蝋 より白い死の顔は――その唇は、鬼灯 をつぶしたような血の塊 を含んでいた。 「しまった……し、しまった……」......
単語の意味
体(からだ)
朽ち木・朽木(くちき)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
朽ち木・朽木・・・朽ち果てた木。腐った木。転じて、実力はあるが運がなく、世間に認められないままに一生を終える人のたとえ。不遇のまま、空しく人生を終えるの境遇のたとえ。
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痩せすぎた体形の表現・描写・類語(体つき・体型・体全体の様子のカテゴリ)の一覧 ランダム5
弟の輪郭は、抱きしめたくなるくらいほっそりとしている。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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患者・病人・けが人の表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
叔父は三年後に腸の癌を患い、体中をずたずたに切り裂かれ、体の入口と出口にプラスチックのパイプを詰め込まれたまま苦しみ抜いて死んだ。最後に会った時、彼はまるで狡猾な猿のようにひどく赤茶けて縮んでいた。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
まるで月光の滴りでも落してやるかのように病人の口の中へその水の滴を落してやった。
横光 利一 / 時間 amazon
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「体つき・体型・体全体の様子」カテゴリからランダム5
手足だけが胴体より先に成長し、長く伸びて、か細く所在なさげにぶらつき、少年のようだった。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
「人の印象」カテゴリからランダム5
気の狂いそうなつらさや悲しみに耐え、耐え抜いて、それに打ち勝って生きるのが勇者
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
講堂は、捜査員で埋め尽くされていた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
膨らんだビール腹と太い眉のせいか、薄汚れたつなぎを着ているザキさんには土木作業員としての貫禄がある。
羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
非常にくたびれているような気がする。体の 芯 まで重いのである。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
小林多喜二 / 蟹工船
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