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泥のような体を横たえる
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:3% 作品を確認(青空文庫)
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疲れる・疲労感
体を横たえる
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前後の文章を含んだ引用
......ア……、どうにもならないじゃないのッ!) 夜。 新宿の旭町 の木賃宿へ泊った。石崖 の下の雪どけで、道が餡 このようにこねこねしている通りの旅人宿に、一泊三十銭で私は泥のような体を横たえることが出来た。三畳の部屋に豆ランプのついた、まるで明治時代にだってありはしないような部屋の中に、明日の日の約束されていない私は、私を捨てた島の男へ、たよりにもな......
単語の意味
体(からだ)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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疲れる・疲労感の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
淡い旅疲れで、彼は気分も頭もいい位にぼやけていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
身体は壊 れかかった機械のようにギクギクしていた。
小林多喜二 / 蟹工船
旅の疲れであまりお腹はすいていなかった
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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体を横たえるの表現・描写・類語(姿勢・ポーズのカテゴリ)の一覧 ランダム5
枕木のように床に置き捨てになっている学生の顔
小林多喜二 / 蟹工船
私は木賃宿の蒲団に静脈を延ばしている
林芙美子 / 新版 放浪記
寝袋の中で蝉の幼虫のように身体を丸く縮め、暗い天井を見上げた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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「嫌い」カテゴリからランダム5
(気が重い)志津子に会いに行く時いつも感じる何か暗い錘のようなものが自分の腰のあたりにしばりつけられていてそれが自分の背骨をねじまげているような、自分のなかに精神と肉体のかせがほどこされているような感じにとらえられていた
野間 宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
「あーあ」と誰かが 溜息 をした。私はこれほど単純な絶望の声を聞いたことがない。それはかなり太くて低い、しかし響のない乾いた声で、長く後を引いた。七人の仲間の誰が放った声か、推測することは出来なかった。それほどそれは人間の声と似ていなかったのである。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
まるで悪い暗示にかかってしまったように白 じらとなってしまう。
梶井基次郎 / ある崖上の感情
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
月の満ち欠けみたいに几帳面に(規則正しく生理がくる)
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
死んだようにぐったり
林 芙美子 / 浮雲 amazon
「姿勢・ポーズ」カテゴリからランダム5
深い渓谷をのぞくような姿勢
梶井 基次郎 / 檸檬・冬の日―他九篇 (岩波文庫 amazon
棒のように立ったまま
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
つもった不眠が、重いしこりになって、眉間の奥にひろがりはじめ
安部 公房 / 他人の顔 amazon
のんびり鼻提灯をこさえながら電話番をする
荻野 アンナ / 背負い水 amazon
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