葦の群れが微かにさわいだ。風が出てきたらしい。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:65% 作品を確認(amazon)
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風の音
草木のざわめき
葦(あし)
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前後の文章を含んだ引用
......う船であった。 この船、実は食堂なのである。「おもしろい」 というので、すぐさま飛込み、モロコの煮つけや野菜炒めで酒をのんだら、もううごけなくなってしまった。 葦の群れが微かにさわいだ。風が出てきたらしい。鯖 私の老母は、鯖の味噌煮が大好物である。 私が子どものころ、鯖はまことに安価な魚であったから、食卓に出ることがめずらしくなかった。 ところが私は、鯖が大きらい......
単語の意味
葦・蘆・葭(あし)
葦・蘆・葭・・・水辺に生える草の一種。沼や川の岸に群がって生える。若芽は食用になり、茎は編んですだれを作る。
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草木のざわめきの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ザ、ザ、ザッ――と野分のように、男女のうしろで、草が鳴った。
吉川英治 / 野槌の百
(木に投げた)石が葉を分けて戞々 と崖へ当った。
梶井基次郎 / 闇の絵巻
梢の悲鳴が渦巻く白い闇の奥で甲高く鳴る
日野 啓三 / 抱擁 amazon
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葦(あし)の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
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あたりはおそろしいほどしんと静まりかえった。まるで生あるものの全てが死に絶えてしまったあとのような沈黙だった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
静けさは大体比島の午睡の時間のそれを思わせた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
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風が冷たい敷布のようにからだを包む
ジュール・ルナール / にんじん amazon
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(枯れ木)見通しの利くようになった木の枝
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
門柱のように二本の丸太が立っている
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
燃えるような彼岸花が咲いていた
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
梶井基次郎 / ある心の風景
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浜に打ち上げられた陶器やガラスの破片が、まんまるく珠玉のように研がれている
宮尾 登美子 / 楊梅(やまもも)の熟れる頃 amazon
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